Saturday, December 25, 2010

地獄へ導く心の「影」


「すべての経験は潜在意識に記憶される」
              (フロイト)

  古来より人の死に際には生前の出来事が
走馬灯のように現れるとよく言われる。
しかも救命救急医療の発達で
臨死体験の報告が増えるに連れ、
より詳細な体験内容がデータとして集まり、
自分が生前に傷つけたすべての相手の苦しみや、
悲しみひとつひとつまでが臨死時、
鮮明に再現されたという報告も多数みられる。

  これは唯識派仏教の用語で
「平等性智が生じた状態」と表現されるものだが、
プライバシー窃盗・嫌がらせ・人殺し(自殺強要など)
に加担しながら、やってないと嘘をついたまま死ぬ
集団ストーカー犯罪者が臨終時に見る「地獄」の
引き金となるものの正体は、
「抑圧されていた悪行の記憶」といえるだろう。
そして「抑圧」が強いほど、その抑圧されたもの、
すなわち心の中の「影」は濃くなる。

最近の神経科学でも、脳のNeuroplasticityは

ほんの些細な行為や、なんと頭でイメージしただけでも

強化されることがわかっており、部分的ではあるが

蓄積されるカルマが物質的にも顕れた観察例といえそうだ。

 ところで集団ストーカーの常習犯になる者は
良心を司る前頭葉の発達が遅れているため
人間としての恥や罪悪意識を感じる脳の機能が

欠落しているといわれる。譬えて言うなら

身体の痛みを感じる神経系統が壊れていて

怪我をして血が流れ出ても痛みがないため

それが、どれだけ深刻な結果を招くか

わからないようなものだ。

つまり人を苦しめ殺しても心に痛みは生じないから

自分らの悪人ぶりにも、とうぜん気づけない。

罪を自覚し償う機会も一生なく、

生きている間ずっと心の「影」は深まる一方だ。
その彼らが死に際に見る地獄は、さぞおぞましいものだろう。

世間は騙せても己の心は騙せないものだから。



"悪いことをしたときには気をゆるすな
その悪いことが、ずっと昔にしたことだとか、
遠いところでしたことであっても、気をゆるすな。
秘密のうちにしたことであっても、気をゆるすな。
それの報いがあるのだから、気をゆるすな"
ウダーナヴァルガ28-30)

けだし何者の業も滅びることはない。それは必ず戻ってきて、(業をつくった)
主がそれを受ける。愚者は罪を犯して来世にあっては、その身に苦しみを受ける。
(Sutta-Nipata 666)


もしおぬしが唯識を理解していたなら、わしが理解した上で語って­いると判ったじゃろう。 キリちゃんは人を計る秤で己も計られると言ったのう。 唯識はそれほど難しいものではない。 用語が特殊なだけで、己の心を観察してきた者なら、直ぐにあの事­を言ってるとか、あの仕組みを解説しているとか判るようになって­おる。 おぬしも真面目に勉強したらいずれ判るじゃろう。 おぬしのような者にも平等性智はある。 それは自我の弱まる就寝時か、そうでなかったら臨終の時に発現す­る。 そして自らの行いを平等に観て、ふさわしい所に行かせる。 人を裁く冥界の王とは、実は己の平等性智なのじゃ。 己を誤魔化すことは誰にも出来ないのじゃ。
(Oni-Oshow)

    The Phenomenon of Neuroplasticity