Friday, December 24, 2010

"逆通り魔"


    ストーカーの存在やストーキングも、
それをうまく表現する言葉がなかったために、
ずいぶん長い間、潜在化し、表舞台に上がることがなかった。
(ストーカーという)「名前」がなかったために
社会問題化されてこなかったということは
加害者が加害者として裁かれることもなく、
また被害者が被害者として保障されることもなかった・・・
  加害者の不気味なつきまといや執拗な暴力的行為に
日夜分かたず長期間傷つけられているのに、
ある時は「痴話げんか」ある時は「スキがある」
・・・といった自分の周囲の人たちからの心ない言葉によって、
二重三重に傷つけられることも少なくない。

(『ストーカーからあなたを守る本』高畠 克子   渡辺 智子

 一人を相手に不特定多数で精神的暴力を加えて殺す、

卑劣な「逆通り魔」犯罪、すなわち集団ストーキング犯罪

において、参加者各人が生涯および死後にわたって

引き受けねばならぬ「犠牲者に与えた苦痛の報い」は、

単独犯のそれより悠に重い。

自分が想像するより100倍以上の報いを

覚悟しておいたほうが無難だろう。
1人の被害者を痛めつけるのに加害者が100人以上は

参加するのが通常なのだから。