Sunday, December 26, 2010

死の直後、地獄界へ


    §死に行くときの心理状態§
・・・肉体を構成していた要素が少しずつ溶解していきます。
様々な幻想が一挙に襲ってきます。・・・熱の要素が消え
体が冷たくなります。
(『ダライラマ 死を見つめる心』春秋社)

  革マルとはプライバシー窃盗犯罪を得意とし
「盗聴のカクマル」の異名を持つ変質犯罪集団だが、
その革マルの、とあるアジトに警察が踏み込むと
捜査員が驚愕したことには、
そこには警察の暗号を破り通信を盗聴する装置や、
要人宅、重要施設ほかの7千本にのぼる合い鍵が
見つかり、押収されたという。 

 革マル幹部のなかには脱税などによる資金で
海外に豪華な別荘を持つ者もいるが、
内輪のいざこざから内ゲバがおき
その一人が仲間の犯罪者に撲殺された事件が
2006年7月「週間現代」で取り上げられた。
  自宅に押しかけた犯行者に頭を鉄パイプで強打され
布団に血を流しながら倒れ、
ほとんど即死だったが、夏の全く寒くもない自宅室内で、
わずかに「○○・・・・寒い・・・・」と二言だけ、
“科学的には意味不明”ともいえる言葉を
残して息絶えた、と報道されている。

 オックスフォード大卒の人類学者ヴェンツが
1927年オックスフォード出版から翻訳を
出した『チベット:死者の書』でも、償いきれぬほど

悪業を残したまま死んだ場合などは、死後、
仏教でいう中有を彷徨う間もなく、

まっ直ぐ地獄界へ導かれるという。この者らは抗う

すべもなく、熱と寒さによる耐えがたい苦しみにつきまとわれ
逃げることができなくなると述べている。

まんが日本昔ばなし 「鬼のつめ」