Sunday, December 26, 2010

無限の時より長い本当の地獄

287 :神も仏も名無しさん:2009/10/19(月) 08:18

ここ数ヶ月、毎日ダンマパッダを
一日一章読むよう心がけておりますが、
何度も読んでいながら本日、
最終章最後の句にいき当たり疑問がわきました。

423 、 前世の生涯を知り、また天上と地獄とを見、
生存を滅ぼしつくすに至って、
直観智を完成した聖者、完成すべきことをすべて完成した人、
___かれをわれは<バラモン>と呼ぶ。

定期的な瞑想を始めてから前世は断片的に想起でき、
また天界については 阿弥陀様の説法をライブで聴ける
ことだけを楽しみに想像したりしていますが、
地獄がどうしても想起できません。

人並みに煩悩をもっている(いた?)自分が
過去世で一度も地獄に墜ちたことがないとも思えず、
これは フロイトの言う
「最も都合の悪い記憶ほど抑圧が強く、想起に最も時間がかかる」
にあたるのかもとも思っています。

輪廻転生を当たり前の事実として知っている
ヒンドゥー教インド人にさえ人殺しも泥棒も、
悪質な嘘で人を騙し恥じない人間が いるのも、
そのためかと感じます。

そこで地獄について詳しいご解説をひとつお願いしたく思います。


338 :鬼和尚 ◆GBl7rog7bM :2009/10/19(月) 20:56

>287 おぬしの書いた通り、心の中に恐れが
あるから想起が難しいのじゃ。
 そのようなものは別に想起しなくてもよいのじゃが、
地獄が知りたいなら難しくは無い。
世間の戦争や闘争の繰り返しは、
常に地獄以上の地獄を生み出しておる。
アウシュビッツや広島、戦争の事が記された本には、
昔の人が考えた地獄を遥かに越える恐ろしい事が書かれておる。

 人が死の後に行く本当の地獄は、実際には
眠りの状態にある意識の夢に過ぎないものじゃ。
そこでは無限の時より長くありとあらゆる苦しみを
受けるように感じるが、実は夢の中の事だけじゃ。
 そのように言えば天国も世間も
夢に過ぎないものではあるがのう。
 全ては心の中に生じた夢なのじゃ