Monday, December 20, 2010

明日、死ぬかもしれない -- 臨終時表情調査


臨終時表情調査というものがある。末期癌は最後の最後まで
苦しみ続けると言われるが癌患者の臨終時の表情が
どうなったか調査をしたら最後はいい表情になる人もいるが
苦しんだまま、すさまじい形相のままで悶絶死したという
のもあり、苦しそうな顔の人は全体の10数パーセントいる。
(『生、死、神秘体験』立花隆対話編)

今これを読んでいるものも明日、死ぬかもしれない
明日生きていても、そのまた明日は死ぬかもしれない。

生命は皆、己の命日が来るまで、この連続である。

だがバカな犯罪者は己が死ぬことさえ忘れて暮らしている。

ついに行く道とはかねて聞きしかど
  きのふけふとは思はざりしを   
              『伊勢物語』

明日ありと思う心のあだ桜
  夜半(よわ)に嵐の吹かぬものかは
               親鸞聖人