Thursday, December 23, 2010

吊られた瞬間

   
 ボタンが押されると、バターンという大音響と共に
踏み板が開き、死刑囚は加速度を
つけて落下する。・・・落下の衝撃と、体重の加速で、
縄が食い込んだ首は信じられないほど伸びる。
  「ウッ、ウッ」「グェーッ」
  地の底から響いてくるような唸り声をあげながら、
死刑囚はまるで空中を泳ぐかのように、
手錠をかけられたままの手首を上にあげ、
縛られたままの足を跳ね上げる。(p.176)

(屍体処理をやらされる受刑者だった著者は)
 何回「オエーッ」と吐いたことか。
・・・ある遺体は、吊るされた首の肉がそがれて、
胴体にかろうじてつながっているだけの
悲惨な姿だった。目は飛び出して、舌は
こんなに長いものかと思うほどに剥き出し、
糞も小便も垂れ流しで・・・鼻血を吹き出し、
口の周りには血の混じった吐瀉物が一杯ついている・・・・・。
まともに見られたものじゃない。さすがの俺も
異臭の中で目をつむり、震える手で合掌した。(pp.183-184)  

   『続・そして、死刑は執行された』  合田士郎

主犯格の集団ストーカー犯罪者を早く死刑にせよ、
という世論も最近、見られるようになった。
悪業の報いで、これから不幸に遭い死後も地獄に赴く
集団ストーカー犯罪者の諸君が運命を変えるには、
自らの行いが上記のような死に値する現実を素直に認め、
被害者に与えた苦しみを摂受する外ない。