Saturday, March 23, 2013

本当の死因を語ろう


上野:世界中の統計が老人の自殺の動機の七〇~八〇パーセントは「病苦にある」ってなっているんです。でも、データは噓。・・・例えば、(上野氏が検死した)さっきの老人でも、(孤独感が本当の原因であるのに)動機は神経痛と書かざるを得ないわけです。でも、僕らは現場に行って(遺族の反応を見て)事実を知っているわけです。

ひろさちや:たとえば、いじめで自殺した中学生の死因などはどうなんですか。

上野:やっぱりノイローゼを原因とした死(首吊り)、そういうことでしょう。

ひろ:特定のAさんにいじめられたからなんて出てこないんですね。死因のところには。

上野:ええ、出てきません。

ひろ:だからこそ、先生がそこの所を、死者の声を聴かれるわけですよね。そして代弁されている。

上野:ええ、・・・これはもう死者の代弁として、世にアピールしなければ、居ても立ってもいられない。そんな気持ちになってしまうんです。

(p.184-188)

 
上野正彦『死体を語ろう』

 

本当に居ても立ってもいられないなら、上野正彦氏にも是非、「集団ストーカー犯罪の被害に遭ったために亡くなった」死者の本当の死因を代弁していただきたいものである。

当ブログ筆者はこれからも、集団ストーカー犯罪の被害に遭いながら、誰からも理解されずに亡くなっていった犠牲者の、怒り、悲しみ、苦しみを、少しでも代弁していきたい。